消泡剤の意味と種類について

消泡剤は泡を消すまたは作らないようにすることを目的としたもので、対象の液体に対してごくわずかな量を添加するだけで効果を発揮します。泡は液体の表面に膜ができてその中に空気が入ることでできるのですが、表面張力と粘性が重要な要素になってきます。泡の表面には洗剤などに含まれる界面活性成分が規則正しく並んで膜の男性を保っているのですが、消泡剤には水になじむ部分となじまないが混ざっていて、疎水部分が界面活性成分の配列の中に入り込むことによって弾力を失います。それが泡を消滅させることになるのです。

また事前に消泡剤を液体の中に添加しておくと、界面活性成分が入ってきても規則正しい配列に並ぶことができないので泡を作らせることができません。それが抑泡作用ということです。消泡剤にはオイルタイプと活性剤、エマルジョンなどの種類があります。オイルタイプというのは鉱物油を使ったもので、即効性の高い破泡力を発揮します。

熱に強いので高温の液体にも使えて安価ですが、持続性がないことや油なので廃棄に困ることがデメリットです。活性剤というのは界面活性剤の一種ですが、親水性の高い洗剤と異なり疎水性が高い油性の成分になります。少しの添加で効果を発揮し、長期保存もできます。白濁する性質がありその時点の温度を曇点というのですが、曇点以下の温度だとかえって泡を発生する可能性があるので、添加量の管理と高価なことが弱点です。

エマルジョンは水中に乳化分散させたもので、液体の中で分散しやすくなるので効果も出やすいです。しかし長期保存しにくく、貯蔵条件が厳しいことが弱点といえます。

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